仕合わせとは/「糸」中島みゆき

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
 どこにいたの 生きてきたの
 遠い空の下  ふたつの物語


Mr.Children桜井和寿が、この10月にカバーアルバムを出すらしい。そして、そこに収録されている曲の中に、中島みゆきの「糸」を発見。


桜井さんがこれを歌うのか。なんだか不思議な気がするが、言われてみれば充分似合っている。


私がこの曲を知ったのは「聖者の行進」という野島伸司ドラマのエンディングテーマとしてだった。物悲しくも力強さを感じさせる、みゆき節。滅多に買わないシングルCDを思わず買ってしまった、貴重な1枚である。
もっとも、この曲が収録されていたアルバム「EAST ASIA」も、そのあと勢いで買った。こちらは中古だったけど。


私は歌詞よりも曲を重視する方なので、この曲もそれほど歌詞を気にしたことはなかった。カラオケレパートリーの一つなので、歌詞を何度もなぞっているけれど、まあそんなもんかと思っていた。

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます


逢うべき糸は、そんじょそこらに転がってはいない。いや、実は意外と転がっているのかもしれない。だが、発見するのは容易いことではない。


それだけに発見したときの気分は、まさに「仕合わせ」そのものだ。


命の別名/糸

命の別名/糸

EAST ASIA

EAST ASIA