2006-01-01から1年間の記事一覧

漢字に捧げた人生

漢字研究一筋、独自の文明論─白川静氏が死去(YOMIURI ONLINE) 一貫して漢字研究に打ち込み、中国最古の文字である甲骨文字をはじめ漢字文化圏の古典を丹念に読み解いて独自の文明論を展開、通説への批判精神に満ちた「白川文字学」を樹立した。76年に同…

あ、あなたもファンだったんですか!?

SET第44回本公演「ナンバダ ワールド ダンシング」を観劇。開演30分前の2時ころ、会場の池袋・東京芸術劇場中ホールに到着。パンフレットを買って、前から6列目という絶好の席(ファンクラブ所属の友人のおかげ)に座って読んでいたら、冒頭の「ご…

小山田圭吾の記憶

CD

R25のインタビューに小山田圭吾が出ていました。ついこの間、CD屋で彼のニューマキシを見かけて試聴したばかりなんで、タイムリーっちゃタイムリー。個人的には、インタビューのなかで「おおお、そうだったよね!」とうなずきまくった箇所がありまして…

座長の真の姿を拝めました/ワハハ本舗版 ザッツエンターテインメント 踊るショービジネス2『ダンス王』

初めて、ワハハ本舗の公演を観てきました。会場は新宿・東京厚生年金会館。久しぶりのハコです。たぶん、10年以上前に見た、やしきたかじんのコンサート(という名の独演会)以来でしょうか。 チケットを取ろうと思った直接のきっかけは、東宝ミュージカル…

鮭の想い出

小学生のころ、切手を集めるのが流行った時期がありました。封筒に貼られた使用済みの切手を切り取り、水に浮かべておくとやがてペロンと剥がれる。コレクターなりたてのときはとにかく数を増やしたいので、親から手当たり次第古い手紙をもらって、ペロンペ…

個人的にはお得感のある舞台/魔界転生

山田風太郎の原作は読んだことがないし、映画も観たことない。そんな自分が、新橋演舞場で「魔界転生」を観てきました。キャストがなんだか面白い。どう面白いかと言うと、演舞場に出たことがなさそうな人から、ベテランまでよりどりみどりという印象です。 …

志を継ぐのは難しい?/「洋食や」茂出木心護

炎天下の真夏だというのに、立ち食いラーメンを食べてきました。味噌ラーメン800円。カウンターの向こうには、ダシを取るための円柱形鍋が2つ、ダン!ダン!って感じで置かれてまして、なかは鶏ガラやら何やらいっぱい詰め込まれて、グツグツ煮立ってました…

To be Continued.../パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズ・チェスト

来週から公開だと思っていたら、先行上映をやっていたのでつい観に行ってしまいました、パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズ・チェスト。朝の9時から上映だというのに、シネコンはすごい人出。天気が良くないので、みんな映画に来ちゃったのかねえ…

観たことないけど、観てみた〜い

「いかレスラー」は観たことはないけれど、以前このブログで取り上げたことがある。 いかレスラー [DVD]出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ発売日: 2005/01/13メディア: DVD購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (87件) を見る それがあ…

あふれる才能とパワー/筒井康隆

R25に筒井康隆さんのインタビューが載っていた。いやあ、70歳をすぎているというのに、かっこいいし若いですねえ。自分もこんな風に年を取りたいと、切に願っちゃいます。 このところ、筒井さんの作品が立て続けに取り上げられています。テレビでは「富豪刑…

[ミュージカル] 歌・芝居・ダンスの3拍子揃った大満足のコメディー/「ダンス オブ ヴァンパイア」

帝国劇場ダンスオブヴァンパイヤの初日を観てきました。歌と芝居とダンスがみごとに融合した、すばらしい舞台。もう言うことありません。大満足です。 もちろん山口祐一郎様(以下、祐様)を目当てに行ったのですが、今回の出演者はみんなすごいすごい! 個…

いくつになってもたゆまぬ向上心/「ごじゅうよん」永田耕一ひとり芝居

永田耕一さんのひとり芝居を観劇。タイトルからもわかるとおり、永田さんは今年で54歳。この年で初めてひとり芝居に挑戦するというのは、かなりの心意気です。そのチャレンジ精神にまず感服。やっぱり人生に大切なのは、たゆまぬ向上心だと思う。 永田さんの…

ある女性日本画家の生きざま/「命の軌跡―堀文子画文集」

命の軌跡―堀文子画文集作者: 堀文子出版社/メーカー: ウインズ出版発売日: 2003/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 273回この商品を含むブログ (4件) を見る わたしは女性の日本画家というのを寡聞にして知らない。実際に少ないのか、自分が知らないだ…

ハッピーミュージカルはいいもんだ!/「ミー&マイガール」

2ヶ月の改装期間を終え、新装開店となった帝国劇場で「ミー&マイガール」を観てきました。 演出:山田和也さんのブログ(http://showgoeson.cocolog-nifty.com/show_goes_on_/)を読んでいて、開演前から何か企み(?)があるんだろうと思っていましたが、…

み・・・三谷さん!?/「クラスJ」日本航空CM

スポーツクラブでエアロバイクを漕ぎながら、流れていたテレビ番組を見ていた。4分ごとにペダルの負荷が重くなったり軽くなったりというコースだったので、重いときは気合いが入る。だんだん額に汗も滲んできた。呼吸も荒くなってくる。ふと顔を上げると番…

舞台よりも役者を楽しんでしまった/「Myth」

2月に観たレインマンが自分的には結構好きだったので、鈴木勝秀さん(スズカツ)の演出作品をまた観てみたいと思っていた。そんなところに、スズカツ演出であの篠井英介様(笑)が出演するという舞台を発見、ためらいなくチケットを取った「Myth」。青山円…

こどもが読んだらどう感じるんだろう、ってな絵本/「CATWINGS」ル=グウィン

「ゲド戦記」がジブリの手でこの夏に映画公開されるってんで、じゃあいっちょ原作を原書で読んでみっかあ、と手にとってみたものの、力及ばずあっさり撃沈。事前に日本語であらすじとか背景とかを予習したにもかかわらず、英語では意味もわからないし、舞台…

犬キャラが名を変えて10年弱/「犬は吠えるがキャラバンは進む」小沢健二

CD

朝、会社近くのコンビニに入ったら、有線から「天気読み」が流れていた。外はどんより曇り空だけれど、オザケンの声のおかげか、なんだか心が爽やかな気分に。 フリッパーズギターが解散して、小山田圭吾はソロ活動を始めたころ、オザケンは何をやっているの…

FLIP-FLAPとユースケサンタマリア

FLIP−FLAPが新曲PR(nikkansports.com) 26歳の美人ツインズユニット「FLIP−FLAP」が新曲「キミのアシタ」の発売記念イベントを東京・秋葉原で。「秋葉原の方に好評な三つ編みヘアーにしました」。 FLIP-FLAPなんてふつうの人はあまり知…

見ていてつい恥ずかしくなる月9/「トップキャスター」

天海祐希と矢田亜希子の2枚看板(?)が共演している月9ドラマ「トップキャスター」を見た。 なんだろう、見ていて恥ずかしくなってしまった。あまりにもなセリフに、あまりにもな展開。月9ってこういうもんだったですかねえ。 矢田亜希子が画面に映ると…

不合格はシャラポワだけ?/欽ちゃん&香取慎吾の第76回新!仮装大賞

久しぶりに仮装大賞を見た。昔は放送されるたびに見ていた気がするけど、このところなんとなく見なくなっていた。司会が欽ちゃんだけでなくて、慎吾ちゃんもいるのが違和感あるけど、作品の質は変わったりしているかな。 まず、審査員の顔ぶれがずいぶん変わ…

はじめてでない人にも/「はじめてのやのあきこ」矢野顕子

CD

はじめてのやのあきこアーティスト: 矢野顕子,槇原敬之,小田和正,YUKI,井上陽水,忌野清志郎,上原ひろみ出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ発売日: 2006/03/08メディア: CD購入: 6人 クリック: 326回この商品を含むブログ (158件) を見…

これは聞いてみたい!/「LOVER ALBUM」クラムボン

CD

LOVER ALBUMアーティスト: Clammbon出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント発売日: 2006/05/31メディア: CD購入: 1人 クリック: 57回この商品を含むブログ (332件) を見る クラムボンが5/31に初のカバーアルバムを発売するという情報を…

いまの教育に足りないものとは/世界一受けたい授業!!

テレビをつけたら、たまたま「世界一受けたい授業」をやっていて、その1時限めに、サイエンスプロデューサー・米村でんじろうが出演していた。以前にもテレビで米村さんの実験を見たことはあったが、今回の一つに思わず感動してしまった。 その実験は、マシ…

先生はこどもとどう向き合っていくべきなのか/女王の教室スペシャル

「女王の教室」スペシャル〜エピソード1、2が放送された。連ドラのときと異なるオープニングのメッセージが、今回のドラマのあらすじを物語っている。 この物語は 愛と理想にあふれた一人の女教師が 悪魔のような鬼教師に生まれ変わるまでの 数年間の記録 …

真矢の過去が明かされる夜/女王の教室スペシャル

なぜ鬼教師になったのか? 女王の教室 スペシャルドラマで復活(YOMIURI ONLINE) すっかりノーマークだったが、今週末に女王の教室スペシャルが放送されるらしい。天海祐希演ずる鬼教師・真矢が再び降臨である。これは絶対録画せねば。 プロデューサーの話…

初めてのシェイクスピア観劇は若ハゲのハムレット/ハゲレット

近藤芳正さんは好きな俳優の一人である。三谷幸喜の名作舞台「笑の大学」で椿一を演じていたが、それがNHKで放送されていたのをたまたま見て以来のファンである。 以来のファンというのはちょっと誇張だ。テレビで見かけるとなんとなくチェックしていたくら…

30年間トップを走り続ける孤高のシンガーの色気

パソコンテレビGyaoで、中島みゆきのビデオクリップ集を放映している。 http://www.gyao.jp/music/nakajima/ 1975年にデビューして以来、浮き沈みの激しい音楽界において、30年近くトップを走り続ける中島みゆき。その魅力が存分に伝わるクリップ集である。 …

サディスティック・ミカ・バンドと増殖

CM CD

キリンのCMでサディスティック・ミカ・バンドの名曲「タイムマシンにお願い」が使われている。使われているっちゅーか、再結成されたミカ・バンドが演奏している。ボーカルは、あの木村カエラである。初代ボーカルのミカに声が似ているし、勝手な想像だが…

感情移入できないクリスティーヌ

劇団四季の「オペラ座の怪人」を観てきた。1年前に見たのがなかなか良かったので、1年に1回くらいは観たいなと思っている。 四季のキャストは、1週間まえにならないとわからないらしい。だから、いつもドキドキである。やっぱり怪人は高井治さん(=タカ…