To be Continued.../パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズ・チェスト


来週から公開だと思っていたら、先行上映をやっていたのでつい観に行ってしまいました、パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズ・チェスト。朝の9時から上映だというのに、シネコンはすごい人出。天気が良くないので、みんな映画に来ちゃったのかねえ。


2時間45分という長丁場。飽きるかも?と心配していたけれど、そんなことはよけいな心配でした。まあ、よくぞこれだけお金をつぎ込んで、これだけ娯楽を詰め込んでくれました、って感じ。トイレにだけはしっかり行っておきましょう。


海を進んでいたはずなのに、いつのまにかどこかの島で酋長になっているスパロウ。ここでは、「んなアホな!?」という想像を絶するシーンの連続。あいかわらず、スパロウのコミカルな動きは健在です。笑えます。まぶたの上だけじゃなくて、目の下まで眼を描くのは、斬新なアイデア。なんとなく、ジョニー・デップ本人が言い出したんじゃないか、って気がする。ちなみにそのあとのシーンでは、描いた眼が海の水で消えかかっているけど、ちょっとだけ残っているというご丁寧さ。


中盤手前ころ、ようやく今回の敵役デイヴィ・ジョーンズが登場。その直前には、ターナーの父親である靴ひものビルも出てきました。このあたり、話のつながりが見えにくいです。自分だけかな。


海上での戦いは迫力満載、アクションも盛りだくさん。それにしてもあのタコ、すごいっす(クラーケンというらしい)。船を取り囲むタコ足のにゅるにゅる動く様子は、うえ〜〜〜やめて〜〜〜、です。しかも、ときどき船員をにゅるぎゅっ、と掴んですごい勢いで遥か彼方に連れていってしまう。なんでターナーやエリザベスは連れ去られないの?なんて質問は、心の奥底にそっと閉まっておきましょう。デイヴィ・ジョーンズのタコ顔は、まわりの船員を含めて、スターウオーズを彷彿とさせます。にゅるにゅる系がダメな人は、この映画を観ない方が賢明。


それにしても、明らかにカットされているシーンが多くて、話がぶつぶつ途切れるので、ときどきついていけなくなりました。あらすじはチェックしておいた方がいいですね。あれだけの長さでまだカットしてあるってことは、完全盤だといったいどれくらいの上映時間になるのだろう。


スパロウがクラーケンと相対するシーンは、格好よかった。さすがデップ様。


ラストシーンは、おもいっきり「つづく」って終わり方。CMでは「さらばジャック・スパロウ」ってコピーを掲げておいて、これはあんまり。っていうか、パート3の来年全世界公開も決定しているのだから、そもそもはこのコピーがあんまりなんだよね。


とはいえ、デップファンはたっぷり楽しめるはず。それから、キーラ・ナイトレイは相変わらずきれいです。もちろん、オーランド・ブルームはかっこいいし。あ、でも個人的にはデップの方がかっこいいなあ。