朝7時から酒場での鼎談を流すのってば/「ボクらの時代」


楽家坂本龍一、作家:村上龍幻冬舎社長:見城徹。この、一見関係ありそうでなさそうで、もう一回りして関係ありそうな3人。教授と村上龍が昔から仲が良いのは知っていたけど、そこに編集者見城さんがどう関わりがあるのかと思えば、そりゃ作家と編集者なんだから関係大ありなわけで。じつは、教授と見城さんも昔からの知り合いなんだとか。へ〜、そうなんだ。


家族のこと、仕事のこと、などなどをとりとめもなく3人で語る。司会はいない。そして、誰かが場を仕切るわけでもなく、ほんと思いつくままに語っている感じ。30分では物足りない、1時間くらいの番組にしてほしかったですね。雑誌の企画だったら、もっと違ったものになったかも? 教授の父親が、三島由紀夫も担当したことのある編集者だったというのは初耳でした。


あと、教授のいまの目標が「まあぼくはほとんど子供のために生きているようなもんだね」っていうのには笑った。4人子供がいて、そのうち3人は坂本龍一全盛時代に生まれているので、まったく父親らしいことをしてこなかったそうな。そんな人が、なぜ突然子供を中心に考えるようになったのか。不思議。


しかし、久しぶりに動く教授を見ましたが、いくつになっても存在感ありますねー。カリスマ的オーラが出てる。このメンバーなら、3人が3人とも主役級ですが、そのなかでも抜きん出ていました。昔からファンだというひいき目のせいかもしれないけど。


3人が昔からなじみのバーで収録していたのですが、この番組は日曜朝7時〜7時半の放送なんです。ということは、放送時間と番組の雰囲気があまりにもアンマッチ。ま、たまたまこのメンバーだったから舞台が酒場になったようで(出演者が指定するらしい)、それはそれで納得。アウトドアなんてイメージじゃないしね。


この番組、今年の4月から放送しているそうで、過去の出演者を見るとなかなか面白い。第2回の放送(高田純次ベンガル柄本明)は見たかったなあ。