犬キャラが名を変えて10年弱/「犬は吠えるがキャラバンは進む」小沢健二


朝、会社近くのコンビニに入ったら、有線から「天気読み」が流れていた。外はどんより曇り空だけれど、オザケンの声のおかげか、なんだか心が爽やかな気分に。


フリッパーズギターが解散して、小山田圭吾はソロ活動を始めたころ、オザケンは何をやっているのか不明で、宗教にハマっているとか噂が出回ったりしていた。あれまあと思っていたところ、1993/9/29に発売されたのがデビューアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」。


そのころCDなんてほとんど持ってなかったのだけど、なんだかこれは反射的に買ってしまった。「天気読み」もゆるゆるしていたが、なんといっても13分という長い曲「天使たちのシーン」がインパクトあった。淡々と、自分の世界観を朗読するような、読み聞かせるような、そんな不思議な空間がたまらなくいとおしかった。


それ以降、年に1〜2回くらい突然聴きたくなるので、自分にとっては名盤なのでしょう。


ネットで調べていてこんな事実を発見。このアルバムは一度廃盤になって、その後1997/7/24に再発売されており、しかもタイトルは「dogs」と改められているとのこと(ジャケットも違う)。知らなかった。犬キャラには、これもまた自分の世界観を吐露するような自らの手によるライナーノーツが含まれているのですが、こちらの再発盤には含まれていないそうで、それはちともったいない。


今宵は犬キャラで、ゆるゆるモード全開といきましょう。


犬は吠えるがキャラバンは進む

犬は吠えるがキャラバンは進む

dogs

dogs


ついでといっちゃなんですが、新作が発売されているらしい。インストなのですねえ。ふむ、買ってみようかな。


Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学

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