あ、あなたもファンだったんですか!?


SET第44回本公演「ナンバダ ワールド ダンシング」を観劇。開演30分前の2時ころ、会場の池袋・東京芸術劇場中ホールに到着。パンフレットを買って、前から6列目という絶好の席(ファンクラブ所属の友人のおかげ)に座って読んでいたら、冒頭の「ごあいさつ」のところに、三宅裕司座長のこんなコメントが載っていた。

先日、自民党の新総裁に安倍晋三氏が就任した。安倍氏はSETの大ファンだそうである。


えー、そんな話は聞いたことないぞ!? だいたい、あんなマジメそうな人が、SETのミュージカル・アクション・コメディーを好きなわけないじゃん。あ、今回の公演では、このフレーズにもう一個追加されて、「ミュージカル・アクション・ヒップホップ・コメディー」になってました。今回のテーマは「ダンス」なわけです。


開演時間がきて、そろそろ幕が開くかなと心待ちにしているとき、後ろの方から突然歓声が。なんだろうと思って振り返ると、スーツを着た男集団が10人くらいぞろぞろとやってくる。あれあれ、そういう演出で劇団員が登場してきたのかな〜? と思ってよく見ると、なんとなんと安倍首相と奥さんじゃあ〜りませんか!! これにはびっくり。


隣にいた友達が「手を振ったら返してくれるかな」とつぶやくや否や、首相に手を振ってる。なんてことすんねん、たいした度胸だな、と思っていたら、なんと首相はにこやかスマイルで手を振り返してきた。こりゃ好感度アップですよ(笑)。

 安倍晋三首相は28日午後、東京・西池袋の東京芸術劇場で、三宅裕司演出・出演のミュージカル「ナンバダワールドダンシング」を昭恵夫人とともに観賞、休日を楽しんだ。首相就任後、週末にプライベートで夫妻そろって外出するのは初めて。

 ミュージカルは、日本人ダンサーのグループが本場ニューヨークに渡り、さまざまな人間模様を通じてダンスのルーツを探るコメディー作品。

 首相はリラックスした様子で、約2時間半の観賞を終えると、楽屋を訪れ、三宅や出演メンバー、スタッフを激励し「久々に笑ったよ」と声をかけた。


楽屋にも行ったんですね。終演後はカーテンコールを待たずに会場を出ていってたんで、そのまま帰ったのかと思ってました。いやあ、まさかこんなところで生首相に会えるとは、運がいい。


肝心の舞台ですが、ものすごくよかったです。SETの最高傑作じゃないかと思ってます。詳細については、改めて。


それにしてもこの記事のタイトル「ミュージカル鑑賞」ってところが、ちょっとだけ気になります。ちゃんと「ミュージカル・アクション・ヒップホップ・コメディー鑑賞」って書いてほしいよね(笑)。