雨降りに聴く曲/「雨音はショパンの調べ」小林麻美

4月なのに、えらい寒いし、雨は降るし、なんだか秋のようである。ふと聴きたくなってこのCDを取り出した。当然、狙いは1曲目の「雨音はショパンの調べ」。小学生時代によく耳に入ってきたものである。

名曲だと思う。小林麻美は決して上手い歌手ではないが、この曲には彼女のアンニュイな雰囲気がとても合っていた。ついつい聞き惚れてしまう。


このCDはベスト盤である。ベスト盤というからには、他にも曲が入っているわけだが、記憶に残っている曲と言えば、他には何もない。ところが、このCDは15曲入りである。聴き続けていくと、2曲目以降は曲調が変わる。こうなると、もういただけない。全然歌えていないのだ。ノリのいい曲もあったりするのだが、正直聴いていられない。それでも、このところ疲れ気味なので、子守唄になっているらしく、気が付くと爆睡している。それはそれでよしと言えなくもないが。


ところで、いまさらながら調べていて思ったのは、小林麻美はこの曲がヒットした当時30歳過ぎ。もっと若いかと思っていた。ついでに、現在は50歳。最近姿を見ないが、見たいような、見たくないような。