プロになりたい
瀬川晶司という人が、日本将棋連盟に嘆願書を提出している。自分をプロとして認めてくれ、という願いだ。
http://www.shogi.or.jp/osirase/news/2005-03.html#segawa
将棋界では、アマがプロと公式戦で対局する機会が、わずかながらある。彼はこれまでプロに対して16勝6敗という好成績を上げているのだ。しかも、A級棋士(一番上のクラス)をも撃破しているというのだから、驚きである。
彼はもともとプロ棋士養成の場である、奨励会に所属していた。しかし、プロまであと一歩のところ(三段)で、年齢制限のため退会を余儀なくされたのである。一度はプロを諦めた人間が、再びプロとして認めてもらいたいと願う。なんとも、切なさが漂う話である。
プロに勝つことがあるからといって、プロになれるとは限らない。かつて、同じような話が持ち上がったことがある。小池重明がその人だ。しかし、彼は素行の悪さがたたって、プロにはなれなかった。そのあたりは、いくつか本が出ているので、興味があればご一読願いたい。
瀬川さんの訴えが認められるのか。非常に興味深い。
- 作者: 団鬼六,宮崎国夫
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1997/04/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (5件) を見る