ゆるゆるDVD鑑賞その1/「茶の味」

人から借りたDVDを鑑賞しながら、部屋の片付け。ときどき、ひと休みしながらなので、片付けはあまり捗らないが、部屋の三分の一くらいがちょっとキレイになったのでよしとする。もっとも、そこにあったものを別の場所に退避しただけという気がしなくもないが、それも気にしないこととする。


茶の味 グっとくるBOX [DVD]

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石井克人監督の作品は、前作の「PARTY7」を見た。なんだか、とらえどころのないような、そうでもないような映画だった。ただ、このときは密室(?)で話が進むので、爽快感というのはあまりなかった。
ところが「茶の味」は、自然満載である。なので、爽快感に溢れている。しかし、爽快さの中にいつも通りの濃さが散りばめられており、というよりはやはりそっちのテイストの方がメインのような気がするが、やっぱりとらえどころがあるような、そうでもないようなというのは、あんまり変わらないかもしれない。ただ、前作よりは分かりやすさ、親しみやすさはある。
我修院達也を見るにつけ、よくぞここまで「若人あきら」から脱却できたなあ、と思う。釣りに行って失踪したというのは、当時格好のワイドショーネタになったが、あのときはもうタレント生命も終わりだと思った。しかし、見事な復活である。
そして「茶の味」は、実は彼が演じるオジイがメインキャラクターなのではないかと思っている。家族みんなでオジイの部屋に入って感想を述べ合うシーンが、一番いいシーンだった。
それにしても、有名人がたくさん出ている映画だ。