ゆるゆるDVD鑑賞その2/「攻殻機動隊」


GHOST IN THE SHELL?攻殻機動隊? [DVD]

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攻殻機動隊は、まったくテイストの違う作品である。借りてからどれくらいたったか分からないほど(たぶん半年以上)寝かせていたが、ようやく重い腰をあげて鑑賞。なにせ、気軽に見れるような作品ではないのだ。ストーリーは近未来、複雑極まりない設定、思想性、膨大なセリフ。自分に余裕がないと、なかなか見れない。
しかし、今回いざ見始めたら、結構面白かった。設定はほとんど把握していないので、オタク的な楽しみ方はまったくしていない。何が面白いというのがはっきりしているのではないが、なんとなく面白い。そして、なんだか爽快感があった。たぶん、これは映像の緻密さがもたらすものだろう。もっとストーリーの詳細を知れば、もっと面白いのだと思う。ただ、これ以上はまると抜け出て来られなくなりそうで、これくらいで踏みとどまっておくのが無難か。
特典映像でアニメの撮影の仕方をやっていて、とても面白かった。自分の中の想像では、アニメというのは何枚ものセル画のみからできるものと思っていたが、それだけではなく、実際にセル画を置いてその後ろから光を当てたものを正面から撮ったり、物理的な撮影もやっていることが今更ながら分かった。これまた職人芸の世界らしい。
今後はどんどんCGが進出していくのだろうが、とはいえすべてが取って代わるわけではなく、共存していくのだろう。結果として出来上がる作品が素晴らしければ、手段はいろいろなものを取り入れていってしかるべき。


作品とは関係ないようなところで、つらつらと考えてしまった。