東京都現代美術館探訪

はじめて東京都現代美術館に行ってきた。電車で行くにはやや不便なのだが、車で行くと首都高の木場ランプのすぐ近くなので、気軽に行く気になる。もっとも、今回はしたみちで走っていったのだけど。


お目当ては「ピカソ展〜躰(からだ)とエロス」。内容は、期待はずれ。デッサンが多く、絵はほとんどなかった。お約束の男女の営みはあったけど、楽しめるというほどでもなかった。ああいう絵を公の場で多くの人が同時に見ることができるのは、ピカソの展覧会くらいではなかろうか。


常設展にあった宮島達男の作品が良かった。LEDが表示する数字の移り変わりを見ているだけで、結構楽しめる。なぜか、LEDのデジタル標記というのは、心をくすぐられるものがある。リキテンシュタインの「ヘアリボンの少女」は、6億円で購入されたとのこと。アートの値段はよくわからん。


隣の木場公園で、江東区民まつりをやっていた。そっちの方が楽しそうだったが、美術館を出るころにはとっぷりと日が暮れていた。