ミュージカル・アクション・コメディーの宴/「一夜千夜物語」SET

ミュージカル・アクション・コメディーを謳い文句にしている劇団スーパーエキセントリックシアター(SET)。創立25周年を迎えて、記念公演「一夜千夜物語」を上演している。


SETとのつながりは22年前にさかのぼる。1982年にYMOが散会した。そのときリリースしたアルバム「サーヴィス」の中で、曲と曲の間にコントが入っていた。それがSETだった。


あれ、そんなもんか。ほとんどラジオだ(笑)。


とはいえ、そんな昔から知っているのに、ラジオではさんざん公演のお知らせもあったのに、中学生の当時は舞台などというのは縁遠きもので、まったく公演を見ることはなかったのである。


それが今回、ファンクラブに入っている友人から誘われて池袋芸術劇場に行ったら、前から2列目の席。そりゃあ、三宅裕司小倉久寛も間近で見放題。内容もとても笑えて、歌もそこそこ聴けて、踊りは若手が頑張っている。見てみて、完成度の高い娯楽であった。なぜか一番嬉しかったのは、生の永田耕一を見ることができたことだ。なぜだか、彼には思い入れがあるのだ。


でも、25周年という数字も驚きだ。それだけ、自分も年をとったということなのである。