ひそかに狙っていたキネ旬ベストワン


キネマ旬報の2006年度ベストテンが発表されました。自分は映画を年に4〜5本見る程度なので、そもそもベストテンなんて決められない(笑)のですが、それでも見た中では西川美和監督・脚本、オダギリジョー主演の「ゆれる」がダントツに良かったのです。あ、ブログに感想アップしてませんけども・・・。


ところが、今年のベストワンは「フラガール」だったんですね。そっかー、残念。自分的には「ゆれる」を見終わったとき、あまりの爽快感に「これで今年のキネ旬ベストワンは決まりだな」だなんて、勝手に思っていたんです。シネカノン配給の単館ロードショーってところが、いかにもキネ旬向き(?)っぽいじゃないですか。


フラガール」はそもそも見てないんですが、テレビやネットでけっこう宣伝やってたんで、てっきり大会社の配給だと思ってました。こっちも同じシネカノンだったんですね。思い込みは良くないものです。


3位の「雪に願うこと」も見てません。こちらは映画の名前さえ知りませんでした。ばんえい競馬がテーマだなんて、まさにいまなら廃止するやいなやで騒がれてタイムリーなところでしたけれど、そういう話題性がなくてもちゃんと内容が評価されて上位に食い込むところが、さすがキネ旬です。


結局のところベストテンで見たのは、「ゆれる」と「かもめ食堂」の2つだけ。ベストワンゲットの道は険しいです。でも、2007年度こそは・・・。ひそかな野望です。


【06年度日本映画ベスト10】

  1. フラガール
  2. ゆれる
  3. 雪に願うこと
  4. 紙屋悦子の青春
  5. 武士の一分
  6. 嫌われ松子の一生
  7. 博士の愛した数式
  8. 明日の記憶
  9. かもめ食堂
  10. カミュなんて知らない